9月9日。
アヤとアヤのお友達の『付き添い』(という名目)で、行ってきました大阪へ。
当日はAM7:20のバスに乗っていくつもりが その時間のバスはすでに予約で埋まっているということで9:40金沢発のバスに決定。
ということは 大阪に到着は14時20分。
もちろんアヤたちが大阪に行く目的はw-inds.の2006ツアーのラスト公演であるから
それに間に合えば問題はないわけである。
そんなわけで 今回は少々大阪滞在時間は短いものの、無事金沢を出発することができた。
高速バスが大阪駅に到着したのが午後2時30分。
今回わたしをあちこちの名所(なんの?)に連れて行ってくれると言ってくれた大阪のお友達Mちゃんが
大阪駅まで迎えに来てくれた。本当に助かります。
取り合えずは 娘たちふたりを公演会場の大阪城ホールに向かわせるべく環状線に乗せる。
「行くときは外回り、帰りは内回りの電車に乗るのよ。」
Mちゃんに教えてもらった通りに 娘達に言い聞かす。
無事大きくなって帰ってくるんだぞーーー!(鮭の放流気分)
娘達がJRの改札口に吸い込まれていくのを見送ったあとは
わたしたち2人だけの世界。うへへへへへへ
さ~~~!!!行くわよ!
いざ「スキマスイッチ足跡ツアーin大阪!」の旅へ
まずは2年前の大阪のテレビ局の番組でふたりが行ったという
中崎町探訪の旅へ。
駅からテクテク歩いて向かいます。
ビルが立ち並ぶ駅周辺を過ぎると ひょこんと普通の昔からあるような住宅街が現れた。
昔は商店が立ち並んでいたんだろうか。
通りを歩いていると
ひょっこりと民家を改造した雑貨やさんや洋服屋さん、カフェなどが姿を現す。
派手な色で飾っているわけでも こうこうと電気をつけているわけでもなく
看板もやたら控えめでほとんど住宅にまぎれるように営業している。
どの店もお店だと判明するにはしばらくかかるくらい控え目な店先。
決して町並みを壊すことなく ほぼ溶けこんでいるのに、
それらの店舗があることで町に彩りが添えられているような不思議な町。
懐かしさとお洒落なエッセンスが絶妙に混ざりあってホッとできる空間がそこにはあった。
まずは2人がお茶を飲んだというR-cafeを目指す。
「たぶん このへんだと思うんですけど、なにせ2年前に一度来ただけだから・・」
Mちゃんが不安がりながら 小さな看板が立っていた狭い路地を抜けるようにして進んでいく。
看板からだいぶ進んでますけど こ・・・ここに本当にcafeがあるんスか?
と言おうと思ったら
「あった!」
本当だ・・・・・・・・・・びっくり。
間口が3mもあるかないか、というような小さな古いお宅を改造したcafe。
これは絶対にわたしではたどり着けなかったわね。
わたしたちの前を高齢のお爺さまが歩いていらしたのだけど
その方はどうやらご近所の常連さんらしく
「いつもの席、あいてるかな?」とニコニコしながら靴を脱いで入った。
身なりもこざっぱりとしていて、散歩の途中にふらりとcafeに立ち寄るなんて、
なんと洒落た爺さんだ!
わたしたちも靴を脱いで上がる。
スキマの2人は1階のソファー席に座ってシフォンなんかを頼んだらしいけれど
生憎 他のお客様が座っていらしたので2階席に案内されました。
ほとんど梯子状態の階段を登ると 6畳間くらいの狭い部屋にテーブルが3つ。
なんだかとっても懐かしい空間。
おそらくわたしの子供時代に建てられた住宅を改造したんだろうな。
スキマスイッチが注文したものとは全く別の「ガトーショコラとコーヒー」を普通に注文。
いいんです。そこまで彼らと同じものを体験しなくても。
お店のスタッフの方に彼らが書いたという落書き帳を見せていただく。
そこには間違いなく卓弥くんの端正な文字としんたくんの味のある文字が。
ふたりとも きちんとしたお宅に育ったのだな、という育ちの良さが文字にでている。
文字ってその人間を表すなぁ、と常日頃から思っているので ノートに書かれた文字達を愛しく感じ思わず撫でる(バカ?)。
Mちゃんとスキマの話に花を咲かせているとあっという間に時間が過ぎた。
Mちゃん、すごい面白い!探究心が旺盛な彼女のいろんな角度からのスキマウォッチ論を聞いて 感心したり爆笑したり。
帰り際、cafeのオーナーの女性にスキマスイッチが来た時の様子を少し聞いた。
「すごくきさくないい方たちでした。」とのこと。
毎度ながら、つい
「ありがとうございます。これからもふたり(の足跡を訪ねてくるのファン)のこと、よろしくお願いします」と深々と頭を下げてしまう。
「お母さんみたいですね^^」と言われ、素直に
「ほんとうだ・・・」と思う。
そのあとは 彼らもcafeを後にしたあと向かったという手描きTシャツやさんへ。
ここも 奥まった路地を入ったところにあった。
手描きで描かれているというTシャツは和の図柄が素敵でした。
オーダーも受け付けてくれるらしい。
オーダーするには時間が無さ過ぎるので
「また ゆっくり来ます」と お店を出る。
さぁ、いよいよ例のお店に向かいますか!?
かなりウキウキワクワクする。
向かった先は中央区にあるBISTRO mignon。
偶然スキマスイッチのしんたくんに縁のある方がオープンしたビストロだと知ったので
こちらを予約したのだった。
というか、本当の目的地はこっち。
HPのパスタの画像がやたら美味しそうなのだもの。
実は せっかくMちゃんと行くのだから ということで
金沢にはあまり縁がないであろうMちゃんに 是非mignonのシェフの手で料理していただいた金沢の新鮮な魚介類を食べてもらおうと思い
前日に近江町市場で新鮮な甘エビと岩牡蠣を買って 当日の昼ごろにお店に届くように手配してあった。
もちろんシェフには事前に電話でその旨をお伝えして ご快諾いただいていた。
初めてのお客なのに無理を聞いていただいて 本当にありがたい。
今回はその食材がどんな姿になってわたしたちの前に出されるか、それもとても楽しみだ。





最初は6時半に予約を入れてあったのだが ちょっと早めに到着しそうだったので中崎町で6時に伺うと電話をいれてあったのだが
到着したのはもっと早い時間だったためしばらく店先で待つことにした。
いつもは5時半にディナータイムが開店のはずがこの日は
「6時にOPEN」と紙に書いてドアに貼ってあったからだ。
どうやら早い時間の予約はわたしたちだけだったらしい。
(ここのディナーは基本的に要予約らしい)
6時ちょっと前にわたしたちがいることがわかったのか、
シェフの奥様が早めにお店を開けてくださった。
細くて小柄な優しい笑顔の奥様だ。
店内に入って席につくと同時にMちゃんが
「このBGMは・・」とにっこりした。
そう、なんとスキマスイッチのBGM(しかもデビュー前のレアな音源)でした。
なんて心憎い素敵な演出♪
思わず頬がゆるむふたり。
テーブル席が10席、カウンターが4席のこじんまりした店内は
奥にシェフが料理している様子が見てえ とてもアットホームな雰囲気。
しかもシェフはイケメン。(^ー^)
来てよかった。(えへへへ
さて、料理人泣かせの岩牡蠣を送ったのはいいのだが
天然の岩牡蠣は 養殖の牡蠣と違って貝をこじ開けるのがかなり難しいらしく
料亭の料理人も「時々怪我をする」らしい。
やっかいな食材を送ってごめんなさい。という私に
「りっぱな岩牡蠣で、ワクワクしながら料理しました」と優しく言ってくださる。
うぅーーーーー、かっこいいだけでなくてなんて優しいんだーーー!!(落涙
まずは大阪でのふたりの再会を祝ってマンゴーベースのカクテルで乾杯。
うふふ、甘くてオイチイィ~~(すでに酔ってる?)
席についてしばらくして
前菜として出された岩牡蠣の白ワイン蒸し甘エビ添え(料理名を失念していたがMちゃんのブログ参照)。
岩牡蠣の身がぷりぷりしている。おぉ、まったく生臭くない。しかも食べやすい大きさに切って殻に入れてあり その上に乗った甘エビの赤が美しく岩牡蠣に映えてます。
その次に出された岩牡蠣の香草焼きはその盛り付けがとても素敵で
見た目も美しく味も絶品でした。(どっちも携帯の画像なのでキレイに撮れなくて残念)
シェフ、すげーーーーYO!
実はMちゃんは刺身が苦手、牡蠣貝も生は無理とのことだったのだが
思わず「美味しいです!」とうならせるほどの遠藤マジック。
さすがだね。
そのあとに注文したベーコンときのこのリゾットがこれまたクリーミーで美味しくて、
そこでかなりお腹一杯になったわたしたちは(R-cafeでもケーキ食べてるしなぁ)パスタまでたどり着けず。
柔らかくてデミグラスが濃厚な牛肉の赤ワイン煮込みをシェアしたら すでにデザートモード突入。
渡り蟹のパスタとか、すんごい食べたかったんですが・・・宇宙の胃を持ってない自分が情けない。(なのに何故太ってしまうのだろう・・・ぐやじい・・・)。
デザートに選んだパイを敷いたりんごのシブーストがこれまた美味しくて。
大阪まで来てよかったと心底思いました。
デザートの前にすでにカクテルのグラスが空になったので 追加の飲み物を注文するとき
Mちゃんといたずら心で
「ガラナ♪」と言ってみたら(もちろんメニューには無い)
「実は裏メニューであるんですよ^m^」とのお答えが。
「え!?まじですか!?」
まさか 本当にあるとは思わなかったのでびっくり。
やっぱりこれは飲むしかないでしょ!
ガラナは大阪で普通に自販機であるらしく Mちゃんは飲んだことがもちろんあるらしいのだが
わたしは初体験。
かれらの「ガラナ」の初回限定に付いていたDVDでのガラナ初体験の感想映像では
「・・・・・・」と沈黙だったから 不味いのかとおもいきや
普通の炭酸飲料でございました。あはははは
しかし、裏メニューだなんて 粋だね、mignonさん♪
店内にスキマスイッチのふたりがお店に来た時のサイン入りのポラロイドの小さな写真がちょこんと置いてあったり
夏雲ノイズの塩田氏のイラストのリトグラフが壁に掛けてあったり
さりげなくスキマスイッチを応援してくださってるのが そこかしこに感じられて
とても幸せな空間でした。
お料理もとっても美味しいので お近くに寄られた際は是非お立ち寄りください。
あっという間の時間でしたが 本当に楽しくて美味しい一日でした。
Mちゃんがいなかったら 絶対にどのお店にも行けなかっただろうと思う。
というか、まず大阪にも来てなかっただろう。
そして、どのお店でもスキマスイッチのふたりはとても評判がよくて
おばちゃんはとっても嬉しかった。
ライブが終わった娘達と大阪駅で待ち合わせ
22:10大阪発の高速バスに乗って翌朝5:30に金沢に到着。
自宅に戻ってシャワーを浴び、そのまま7:00に出勤。
とても疲れたはずだけど
とても充実していたので 心地よい疲れでした。
仕事場でお客さんが空いた時間に5分だけ居眠りしちゃったのは 内緒の話。
Mちゃん、mignonのみなさん、美味しい楽しい時間をありがとうございました。
またいつか、きっとお伺いさせていただきますね。
次はパスタを堪能&デザートを制覇するために。